d_615598 奥さんに呼び出されて3日間帰れなかった話
「…少しだけ、話したいことがあるの」その日、近所の人妻・早瀬茉莉(はやせ まり)さんに呼び出された俺は、いつものように、軽い気持ちで彼女の家を訪ねた。子どもの送り迎えでよく顔を合わせるだけの、ちょっと綺麗な‘他人の奥さん’。そんな距離感だったはずなのに──「ねぇ、私のこと……女として見たことある?」不意にそう囁かれた瞬間から、何かが壊れた。最初は一線を越えないつもりだった。でも、気づけば彼女の吐息が耳元にかかり、柔らかな肌が俺にまとわりついていた。それが、‘1回’で終わらなかった理由は…彼女の目に浮かんだ、涙だった。──なぜ、俺なんかに?──なぜ、何度も?朝、昼、夜。キッチンのテーブルで。脱衣所で。「旦那がいないうちに」「子どもが帰る前に」背徳に支配された3日間、俺たちは狂ったように交わり続けた。「ごめんね…ほんとは、もう終わらせなきゃいけないのに」「でもね、‘中’に出されると安心するの。壊れていくのが、気持ちよくて──」──終わりの見えない、背徳の共依存。理性と快楽、そして寂しさに溺れていく人妻。そしてそれを止められなかった、俺の‘初めての不倫’の話。
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