【お気軽小説】気になっていた同期の女子と二人で宅飲みをすることになったら、急に元同期の元カノから電話がかかってきて… 【d_464965】
【小説・ノベル】主人公・高崎光輝は会社の事業部で働く28歳だ。今日は久々に同期会の飲み会がある。同期会といっても仲のいい4人だけの飲み会となってしまった。それでも今でも同期会と言っている。昔は当然、同期はもっといたのだが、辞めていったり、異動したり、寿退社したり、来なくなったりと、減っていった理由は様々だ。この日の飲み会は営業の守とシステムの綾乃が遅れるとのことで、総務の内海りみかとまずは2人で飲むことになった。実は光輝はりみかのことが気になっているのだ。プライベートな話になると慎重に言葉を選びながら、告白のタイミングを窺っていた。そんな時に遅れていた2人が合流する。毎度の綾乃の愚痴を聞きながら同期会は進んでいった。そして綾乃が潰れた時点でお開きになったのである。守が綾乃を送っていき、光輝とりみかが残された。どうするかを光輝がりみかに聞いたところ、光輝の家で宅飲みがしたいと言ってきた。光輝は誰かと2人だけの宅飲みは初めてだったのでドキドキしていた。途中のコンビニでお酒とおつまみを買い、光輝の家での宅飲みが始まった。ところが、盛り上がってきたところで光輝のスマホに着信が入った。出てみると、元同期で元カノのさおりからの電話だった。さおりは光輝と付き合っている最中に、妻子持ちの上司と二股不倫をし、結果、光輝をフッた女性であった。それが、まだ好きでやり直したいと言ってきたのだ。光輝は冷たくあしらい、電話を切った。一部始終を聞いていたりみかは光輝に抱きつき、「お願い、光輝。私にしなよ・・・私を好きになってよ・・・」と気持ちを告げるのだ。当然、りみかのことが気になっている光輝は「俺はりみかが好きだ」と返事をするのだ。お互いが両想いだとわかると、お酒の力もあってか途端にりみかの行動が大胆になってきて、無事に二人は結ばれるのだが・・・綾乃に「りみかは底なしだよ」と言われる所以が光輝にもようやくわかったきた。
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